気付くことの重要性 フランス人の概念に風鈴はない

苫米地英人の本にこんな話があった。


ある夏の日に、フランス人の女性と和室で会食したときのことです。その部屋には風鈴がかけられ、涼しげな音を奏(かな)でていました。ここで私はそのフランス人の女性に尋ねました。
「あなたはこの装置(風鈴のこと)の存在に、あるいはこの装置が発する音に気付いていましたか?」
案の定、その人はまったく気付いていませんでした。
「これはいったい何ですか?」
「これは言ってみれば『メンタル・エアー・コンディショナー』です。涼しげな音を出すことで、気持ちから涼しくする装置です」
そう説明してからは彼女は珍しそうに見入るようになりましたし、音にも注意を払って聞いていました。
でも、実際には説明する前から風鈴は彼女の視界にあったはずですし、音だって物理的信号としてはちゃんと彼女の鼓膜を振動させていたはずです。にもかかわらず、彼女は風鈴の存在にも音にも気付かなかった。それは彼女が「風鈴」というものを知らなかったからです。人は知らないものは認識できないのです。逆に言えば、認識できる範囲だけがその人にとっての世界ということになります。

【『夢をかなえる洗脳力』苫米地英人〈とまべち・ひでと〉(アスコム、2007年)】


面白い話だ。

これは私たちに”気付く”ことの重要性を訴えている。

私たちは目に映っていても見えていない。耳に聞こえていても聞いていない。そんな状態が山ほどある。

私は、毎日会社に行って、目の前のパソコンのキーボードをカシャカシャやっている。

こんな私は、いろんな事柄を見ていず、聞いていないのであろう。

休みの日、昼間空を見上げ、サンサンと照る太陽、時々そよぐ風。

人生において、いったい何が大事なのか時々わからなくなる。

仕事も大事だろう。地に足のついた日々の生活も大事だ。

しかし、私たちは確実に死ぬのである。

今日のいつものこの会社は、この1秒1秒は、「一期一会」なのだ。

明日同じ人に会っても、明日のこの人は今日のこの人ではない。

それを知り、生きていく。そう思ったとき、今この状態が「瞑想」なのだと思った。言葉としては「マインドフルネス」といったほうがいいのかもしれない。

今この瞬間で、心を満たしていく。今、吸う息は私を満たしてくれる。クーラーは心地よい涼しさを与えてくれる。

もっともっと、いろんなことに気付いて生きていきたい。

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